ベストパートナー

どんな本を読もうかしらと本屋さんで本の前に立つと、その時、必要な本が棚から目の前に落ちてきた、というようなお話を聞く事もありますが、そこまではっきりと示されるまでもなく、新聞、雑誌で、あるいは人を通して本は紹介されます。インターネットのない頃は一年に、1、2度日本に行った時、本を仕入れるのが大仕事でした。重量の制限の為、選びに選び抜いた本をこちらに持ち帰ったものの あっという間に読み終わってしまって、次に日本に行くときまで寂しい思いをしました。

活字欠乏症と診断してましたが、 本当に日本語の本に飢えてましたので、新聞の切れ端でも何でも大歓迎。週刊誌の広告まで真剣に目を通してました。それがいつの間にやら、なんでもネットで情報を得られる時代になって、 クリック一つで本を直接家に送ってもらえる便利さです。 ただ、本屋で本を手に取って、迷ったりしながらやっと決めたのと違って、半分近くが、まあ、日本にいたら購入しなかっただろうなと思いますが。   文庫を開いてますが、私がこちらに来た頃とは事情が大きく変わり、若い世代の人達には、違った手段で情報を手に入れる事のできる時代なのですね。

“本は絵に描いた餅”という言葉に、私は半分は同意します。本でどんなに知識を得ても、本当に身に付いたかというと????で 人間、経験に勝る学びはなしという言葉に賛成です。でも日本の国外に長く住んでますと、たくさんの制限の中でさらにたくさんの制限が生まれ、思い切り生きられない時、母国語で読める本がどれだけ拠り所となってきたか。日本語で読むと 内容がストンとまっすぐ心の中に入るのです。英語なんかで無理をして読むと、頭の所でストップ。出る涙も出ません。

必要な時、出会うべきして出会った本というのは、大きな世界へのドアの役目をして、 現実には永遠にお会いする事のない作者の方との真の心の交流をもたらしてくださるという素晴らしさがあります。 本はまさにベストパートナーであると思います。SUMI

広告
カテゴリー: Uncategorized パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中